データ
データとは、プログラムが扱う情報。
プログラムが実行されると、何かしらのデータをもとに実行される。
例えば、ビジネスのアプリケーションの場合、顧客情報や売上がデータとして扱われる。このようなデータが数値、文字列、真偽値などの形式で表現される。
では具体的にコンピュータにおけるデータとは何を指すのか?
それはコンピュータの中で処理、保存されるデータは基本的に「0」と「1」の二進数の組み合わせによって表示される。これは電気的な信号のオンオフとして情報が処理される為。例えば、画像や文字列も二進数によって表現されており、データ転送や保存などもそれによって効率的に行えるようになっている。
この場合Helloという文字列が0と1の二進数に変換されデータ転送される。
2進数をコンピュータで使う理由の一つは、ハードウェアを簡単に設計できる点にある。
基本的に、オンオフの二つの状態を持つスイッチ、すなわちトランジスタが必要。
このトランジスタの小型化が技術的な課題であったが、電気工学者、物理学者が解決していき、現代のトランジスタは砂粒の200,000倍も小さい5nmサイズまでに小型化が成功している。このトランジスタを組み合わせることによって、0と1の組み合わせでデータを表現する事ができる。
また、トランジスタには論理ゲートの作成にも利用される。論理ゲートとは特定の条件下で特定の動作を行う。例えば、AND(論理積)、OR(論理和)、NOT(否定)によって加算、減算、除算、乗算などの演算を行う。
だがこれらはハードウェアにおける詳細になるため割愛する。
要点として理解するべきは、コンピュータのデータが0と1に、ビットとして保存される事。